サマータイムレンダ2巻終了時点までの謎・伏線まとめとその考察#???

サマータイムレンダ1巻2巻

本記事ではサマータイムレンダの2巻終了時点までの未解明の謎、伏線をまとめ、そこにいち読者である私の考察も加えた。

2巻までのネタバレをふんだんに含むので読む際にはご注意願いたい。

コミックスの1巻と2巻を片手にこの記事を読んで頂ければ、より一層楽しんで頂けること請け合いである。

追記:サマータイムレンダ3巻時点までの考察を以下の記事にまとめた。そちらもあわせて楽しんで頂ければ幸いである。

関連記事:

サマータイムレンダ2巻までの謎・伏線およびそれらの考察

1. 1巻 3〜7P ウシオ(?)と慎平の謎

物語の冒頭で出てくる慎平に影の可能性があるのではないか?影の形状を変える時の表現のモザイクが慎平の体にも描写されている。

また、ウシオ(?)が慎平を目を瞑らせて何をしたか?

プレゼントとウシオ(?)は言っているがこれは慎平(?)の顔を触って時間を複製できる右目を渡しているのではないかと想像される。

2. 1巻 P34  潮が他殺されたことを澪が知っていた理由

澪は潮が他殺されていたことを知っていた。何故その事実を知ることができたのか?いつ知ったのか?

慎平はこの1巻34P以降この事実に対し何のアクションも起こしていないが、その理由を追求する必要があるのではないだろうか。

3. 澪の影が澪を狙う理由

そもそも何故澪の影は澪を狙うのか?影は基本的に本人になりすます性質があるのか?

4. 失踪した小早川家の:床を殴ったような跡

小早川しおりの影としおりの両親が争った跡か?その跡だとすれば、しおりの両親は影の弱点が影だと知っていると考えられる。

島の住人でもある程度年齢の人間には皆影の知識があるのか?

5. 1巻P197で浴衣姿だったウシオ(?)の服装の変化

2巻の巻末付録の「記録#004」の3周目19:50にも「水着ではなく浴衣姿だったと思う」と記載あるが、実際に1巻のP197を確認すると浴衣姿のウシオ(?)がそこにはいる。

しかし、その次のシーンで慎平とウシオが出会うシーンでは水着姿になっている。

ウシオは2人いるのか?それとも潮が生きているのか?はたまたウシオが姿を変えただけなのか?

この謎については今後作中で明らかにされると考えられる。

6. 2巻冒頭 ウシオの記憶が曖昧な理由

ウシオが影についての記憶、自身が影であることに気が付いていない理由。

澪がウシオを影と見抜けた理由。単にあり得ないと思ったからの発言なのか、それとも何らかの根拠を持ってウシオを影と見抜けたのか。

ミオの発言「あの裏切り者」あの裏切り者はウシオのことと考えるのが自然か。

7. 南雲龍之介がミオの動きに反応できる理由

慎平がミオの動きを全く追えないことから、通常の人間では影の動きに対応することは不可能と考えられる。

それに対し、南雲龍之介はミオの動きに完全に対応している。

このことから南雲龍之介は、超人的身体能力を持っている可能性がまず一つ考えられる。

また、巨大な影(散弾銃をコピー)と対峙したシーンでは、影に散弾銃を向けられた際、自分自身が撃たれるシーンを想像した描写がある。

そのため、ミオとの戦闘も含めて考察すると、南雲には「数秒先の未来をみる能力」がある可能性が考えられる。

タイムリープや影といった存在が許される世界のため、数秒先の未来が視えるという設定が出てきてもおかしいということはないであろう。

8. 朱鷺子の死ぬ直前のセリフの謎

「こんなことのためにッ…手ェ…汚してきたわけちゃう……」という朱鷺子のセリフ。これまでの事件、潮の死やしおりの溺れた事件に関与している可能性は高いと考えられる。

1巻のP74を確認するとわかるが、潮が溺れたとされる現場にも朱鷺子は居合わせている。

また朱鷺子の父、菱形院長と朱鷺子の間に影についての情報共有があった可能性も十分にある。

菱形院長が車椅子に乗った影(?)に話しかけているシーンがあることから、少なくとも院長はサマータイムレンダの真相に近い重要な情報を所持している可能性が高い。

その院長と親子関係であることから、朱鷺子が父からの指示で動いていた可能性も否定はできない。

9. 南雲龍之介は誰に対して音声録音をしているのか?

南雲龍之介が音声を録音したり、独り言を呟いているシーンが多々出てくるが、その目的および誰に語りかけているのか?

2巻のP135では「鈍…なのは…私の方だったな…龍之介…」とあることから、龍之介という人物(自分でない)に語っていると考えるのが自然であるものの、その人間の生死は?何故影についての知識があるのか?などまだまだ謎は多い。

また、2巻P143の死ぬ間際の「ハイネ」とはいったい何を指した言葉なのか。南雲龍之介もまだまだ謎の多い人物の1人である。

10. 謎の少女、オカアサン(母)

謎の少女、オカアサンの存在。彼女が復活したことによって島は影に飲み込まれた。

彼女の右目の色が左目と違うのは慎平に何らかの理由でその目が渡されたからと考えられるが、その経緯等は現時点謎しかない。

髪の色が潮と同じなので、オカアサンと潮に何らかの関係がある可能性はあると考えられる。

11. 2巻の巻末 記録#??? 4枚の写真 澪と潮

澪と潮の2人の浴衣姿の写真。この写真はいつ撮られたものなのか?

1巻の澪が浴衣姿で登場するシーンで澪は「浴衣を着たのは初めて」というセリフがある。

そのため、潮と澪が2人とも浴衣姿で写真をとった過去はないはずである。

なので、この写真の時系列は非常に不可解ということになる。

また、潮の携帯電話も2018年7月24日には慎平が所持しているはずである。

何故その携帯電話が澪と潮と一緒に写り込んでいるのか。

12. 「慎平がどうやって夏祭りの惨劇を防ぐのか」についての考察

慎平が今後どうやって2巻後半のような惨劇を防ぐのか。

そのヒントは既にいくつか作中公開されているように思う。

まず一番に防ぐべきは母(オカアサン)の復活である。

菱形院長のセリフにあるように母は百の人間を食べて回復(復活)している。

そのため、百の人間が祭のメイン会場(境内)に集まらないようにする必要がある。

2巻のP38のシンペイの発言にも、境内にはざっと百人とあるのでやはりこの百という数字は一つのキーワードになっていると考えられる。

そのため、この百人を集めないことを考えなければいけない訳だが、慎平がこの生贄の数値に気づく必要がある。

何とかしてその条件に気づくことができれば、祭りで騒ぎを起こすなどして中止せざるを得ない状況を作るのはそこまで難しい話ではないだろう。

いかに百の人間の生贄の条件に気づくかが今後の展開の重要ポイントになってくるのではないか。

まずは菱形医院長に接触する必要がありそうだ。

おわりに

非常に多くの謎がストーリーに散りばめられたサマータイムレンダ。

2巻までではまだまだ多くの謎が残されている状態であるが、この先慎平は澪を島の人間を救うことができるのか。

続きの気になりすぎるストーリー3巻の発売を今しばし待とう。

関連記事: