任天堂SwitchのシュミレーションRPG「ファイアーエンブレム 風花雪月」を30時間程プレイしての感想(未全クリ)を書きました。
これからプレイしてみようかなという方向けに、ネタバレはなしで書いておりますので、どなたも安心してお読みください。
結論から言ってしまうと、「ファイアーエンブレム 風花雪月」はキャラゲーとしては△、シュミレーションRPGとしては◎な作品です。
まだ未プレイという方はぜひこの記事を参考にしてみてくださいませ。
目次
ファイアーエンブレム 風花雪月のネタバレなし感想
1. キャラクター
ファイアーエンブレム 風花雪月では大量にキャラクターが出てきますが、それぞれのキャラクターがショートストーリーを抱えているので、いずれのキャラクターもモブになりすぎない存在感があります。
個人的な感想にはなりますが、キャラクター数に対して、存在感がありはするものの感情移入できるキャラクターがそこまで多くありません。
具体的に何がイマイチかと言われると、言葉にし辛い部分ではありますが、キャラクター同士のやりとりが今一面白くないのと、噛み合ってない感があるのが原因なのかなと思います。
(私が選んだのが黒鷲の学級だったので、たまたまそう感じただけという可能性もあります。※ストーリーを進める上で三つの学級から一つの学級を選ぶ必要があります。)
ただ、風花雪月はキャラクター以外の部分(後述する育成システムと戦闘システム)が面白すぎるので、キャラクターの個性が多少気にはなったとしても無視できると思います。
2. ストーリーとゲームボリューム
30時間位プレイした感想としては、ストーリーは基本ベーシックな古典RPGという感じです。
ですが、予想外の展開および続きの読めない展開が用意されているため、どんどんゲームを先に進めたい欲求にかられます。
詳細は伏せますが、ストーリー中盤で起きるどんでん返しはベターながらも盛り上がるストーリー展開でなかなか熱い展開だと思います。
昔からゲームをよくやっているという方には新鮮味が少ないかもしれませんが、普段ゲームをあまりやらない方や、ファンタジー系のゲームをあまりやらないという方はより楽しめると思います。
【2019/08/23追記】45時間プレイしてやっと最終ボスまで到達しました。
プレイ時間についてですが、様々ストーリー上の寄り道をしていたとしても、おおかたの人が40〜60時間程度でラスボスまではたどり着けるのではないかと思います。
また、このファイアーエンブレム風花雪月は調べたところによるとやはりマルチエンディング(黒鷲の学級でも二つの大きな違うストーリー)があるそうです。
なので、やり込もうとすれば普通に100時間以上遊べる大作と言えます。
また、難易度選択もできるので二週目以降はその難易度を上げてやりごたえのある戦闘を楽しむということもできるので飽きづらいと思います。
実際、一週目が終わりそうな私も、黒鷲の学級のもう一つのストーリーを二週目としてやり直す予定でいます。
ファイアーエンブレム風花雪月は普通に二週目もやりたいと思わせるだけの面白さを備えています。
3. 育成システム
ファイアーエンブレム 風花雪月はキャラクターの育成システムが最高に面白いです。
どのキャラクターをどの兵種に育て上げるのか、そのためにどのスキルポイントに割り振って伸ばしていくのか。
これを考えるのがとても面白いです。
FF5のジョブシステムのように兵種をいくつかまたがせて、スキルを身につけさせてオリジナリティある自分だけのキャラを育てていくという工程が病みつきになります。
しかも、育てられるキャラクターの数がゲーム開始時点でも主人公含めて9人いるのでやりごたえ十分。
加えて、個々のキャラクターの兵種もありますが、その組み合わせを考えるのもまた面白いです。
近接攻撃に優れた傭兵と回復魔法の得意なプリースト、盾になってくれるアーマーナイトを加えて、あと他のメンバーは何にしよう、あれもいいなこれもいいななど考えているとこれだけで十分楽しめます。
また、キャラクターによって伸びやすいステータスや得意な武器なども別れているため、どういった方針でパーティをつくっていくのかがプレーヤーの腕の見せ所といった感じです。
ファイヤーエンブレムのキャラクター育成は、丁度ポケモンでガチ対戦パーティを考える楽しさに似ていると思います。
なので、ポケモンにハマったことのある人であればファイアーエンブレム 風花雪月にもはまる可能性が高いと思います。
4. 戦闘システム
4-1. 育てたキャラクターでの戦闘が面白い
育てたキャラクターを使った戦闘で使う。これがまた最高に面白いです。
育てたキャラクターの数とその能力の分だけパターンが変わってくるので、攻略法が一つに固まることなく、自分だけのパターンを考えることにつながり楽しめます。
また、戦闘によって勝利条件が異なるので、単純に敵兵を殲滅すればよい戦闘の他にも、ユニットを特定の位置に連れていかなければならない戦闘など条件によって自パーティの編成を考える必要が出てくるのでそこがまた面白味に繋がっています。
4-2. 緊張感のある戦闘
ファイアーエンブレムシリーズの伝統、名前付きのキャラクターでも戦闘で死んだらストーリーで二度と出てこない(戦闘で使えない)が単なる通常の戦闘でも緊張感をもたらしてくれます。
(※初期設定で死なずに復活するも設定可能)
どんなにレベル上げをしていたとしても、魔法使い系のキャラクターが剣士系敵の直接攻撃を受ければ死ぬ可能性が大いにあるので、スリリングな戦闘が楽しめます。
また、メインストーリーやサブストーリーの付随した戦闘では、戦闘途中に敵援軍が突然現れたりするのでパーティ編成や隊列も気をぬくことができません。
実際、私もプレー中に急な敵の増援で守備の手薄だったパーティーが壊滅させられたことがあります。(キャラがやられてしまったので、リスタートさせた)
しかも一戦闘が長くなる(一時間位)ことも多々あるので、その戦闘の後半で仲間が死んだ時にはやり直しに涙が出そうになります。
とはいえ、最初の難易度選択でノーマル・ハードから選ぶことができますし、倒れた仲間が復活するかしないかも選べるのでシュミレーションRPGに慣れてない人でも問題なくプレイできるはずです。
ファイアーエンブレム 風花雪月を30時間近くプレイしての評価
キャラクターものとしてのゲーム性を求めるとしたらそこは好き嫌いが割れてしまうところですが、シュミレーションRPGとしてのゲーム性を求めるなら「ファイヤーエンブレム 風花雪月」は間違いなく買いです。
これまで一度もファイヤーエンブレムシリーズを遊んだことのなかったゲーム好きの私もどっぷりはまって楽しんでいますし、RPGが苦手という人も難易度設定ができるので問題なく遊べるはずです。
「SwitchのRPGで面白いのないかな」なんて考えた際には「ファイヤーエンブレム 風花雪月」をまず買っておけば失敗はしません。
まだ未プレイという方は、ぜひ一度プレイしてみてください。