二年間の時短勤務の後、退職していったある男性社員の話

本記事では、二年間時短勤務をしてから退職をしていったとある男性社員についてのお話をしていきたいと思います。

通常勤務の正社員として6年間、時短勤務を計2年間おこなった中のラスト二年間にフォーカスを当てていきます。

フルタイムで働く妻と保育園児が二人、共働きを生活をする中で「時短勤務」がどんなものだったのか。

時短勤務のメリットやデメリット(辛さや大変さ)について、一つのリアルをお伝えできればと思います。

1. そもそも何故、時短勤務をしようと思ったのか

何故、私が時短勤務を取得したのかという所ですが、そもそもはじめは時短勤務を取得するつもりなどさらさらありませんでした。

というのも、仕事をやめる(退職する)つもりだったからです。

仕事をやめたいという意思をその当時の上司に伝えた所、時短勤務を取得したらどうかという話を貰ったんです。

時短勤務をとると即答はせずに帰宅した訳ですか、結果として色々思案した結果時短勤務の申し出を受けることとしました。

(当時は転職をすることや、収入がなくなることに不安が大きかった)

そんなこんなで、仕事をやめるつもりだった私は社内でほぼ初の「男性時短勤務社員」となったのでした。

(後から聞いた話、女性でも時短勤務を利用しているという人は殆どいないという話でした。)

2. 実際に時短勤務をしてみてどうだったのか〜時短生活:初期

2-1. 時短勤務も普通に疲れる:仕事・家事・育児

時短勤務を始めた「当初は」ほぼ時短勤務的定時で帰宅することができていました。

先輩や同じグループの同期や後輩が気を遣ってくれたお陰で、様々仕事の面で助けてもらって帰宅できているといった感じでした。(そもそも残業が多い職場でした)

帰宅途中に保育園に子供達を迎えにいって、そこから夕飯、風呂、寝かしつけまでのノンストップジェットコースター。

毎日の時間があっという間に過ぎていきました。

時短勤務になって早く帰れるようになったからといって、それによって自分の自由時間が増えたり、疲れがとれるような生活にはなりませんでした。

確かに妻や子供と過ごす時間は時短勤務前より大幅に増えましたが、生活のハードさは会社で残業をしまくっていた時と変わらずという感じでした。

その頃のメンタルやられていた私が書いた記事が下記になります。

関連記事:夫婦フルタイム共働きの子育てが大変きつい3つの理由【1年目の体験談】

空きっ腹にコーヒーやエナジードリンク飲んだり、生活のストレス(?)で胃がやられていたのもこの時期、体重が現在より2〜3kg落ちていた記憶があります。

とはいえ、胃が痛かったりデスクワークで肩こりがひどかったりということがあったり、日々の多忙さは極まっていましたが、この生活を続けるだけなら何とかなるなとこの時(時短勤務取得開始〜半年位)は考えていました。

時短勤務とはいえ、お給料はしっかりとしていましたし、妻もフルタイムで働いていましたから、将来の金銭面のことだけを考えるのであれば「時短勤務を取り続ける」というのも一つの正解ではありました。

ですが、時短勤務の具合の変化(土曜出勤や残業が増えてくる)に伴って、時短勤務を続けることに懐疑的になりはじめる自分がいました。

3. 時短勤務だけど帰れない〜時短生活:中後期

3-1. 時短勤務の辛いところ:終わりの始まり

職場での周りの同僚や先輩に対する気持ち面での申し訳なさから、時短勤務をはじめて半年後位から土曜日出勤や残業を少しずつはじめるようになりました。

平日、自分に割り当てられた仕事を中途半端に残して帰宅するというのが結構気持ちが良くなかったんですね。

よくある時短勤務者のしわ寄せと言えばそうなのですが…。

実際、中途半端な仕事を残して先輩や後輩に代わりに仕事をさせてしまったことも数え切れませんし、助けてもらったからといって今度は自分が代わりに助けるというのも時短勤務ではやりづらかったですし。

時短勤務者のつらいところではありますね。

周りの同僚や先輩に迷惑をかけていると感じながら、長時間残業するであろう人たちの中一人帰る。

何も感じない人なら全く問題ないのでしょうが、色々周りの人の気持ち想像しちゃいますからね…。

そういう負い目とかもあって、もともと残業量の多い職場で、私の残業量や土曜日出勤が徐々に増えていきました。

3-2. 時短勤務のはずが…

時短勤務を始めてから半年を過ぎての初の冬、

「いつから時短勤務を取得していると錯覚していた?」

某少年漫画の迷言を引用したくなってしまうレベルで残業を連日するという事態に陥りました。

毎日帰宅は日付更新されるかされないか、みたいな帰宅時間。

フルタイムの妻に家事育児の負担を完全に押し付けるかたちでの残業。

まぁしんどかったですね。

自身の残業もさることながら、それ以上に妻に負担を押し付けているという状態が自分の中では心地が良くなかった。

基本的に私は家事育児の負担を妻と半々位にしたい人間なので、妻にやらせてばかりという状況は精神的によろしくありませんでした。

とはいえ、このスーパー残業も2〜3週間という期間限定ではあったと思いますが、これを皮切りに残業することが「普通」的になった感があったのはいなめませんでした。

3-3. 時短勤務2年目、本格的に退職を考え始める

時短勤務だけど残業が普通にある、いつまで時短勤務をとるのか(とれるのか?)、時短勤務をやめたその先は?残業三昧の仕事に戻りたいの?

こういった考えが頭の中を巡り巡るようになった時短勤務2年目。

時短勤務をとったことで実質的に出世コースから外れてもいましたし、海外勤務(海外勤務はしたかった)も家族のことを考慮すると選択肢から外れる、などなどあって仕事(時短勤務)を続けていくことに対してモチベーションが大きく下がって行きました。

自分の年齢も年齢(アラサー)なので、転職をするなら若い方がいいに決まってる。

いずれどの道、今の仕事をやめるのであれば早い方がいいのではないか?

時短勤務を最大限とったあと40近くになって転職するなら、アラサーの今転職した方が人生やり直しが効くのではないか?

出世や海外勤務のない職場(残業はいっぱいある)にしがみつく気はさらさらなかったので、一つの結論へといきつきました。

そうだ、退職しよう。

4. そして退職へ…

時短勤務を始めてから1年半位たった時点で退職することは腹に決めていましたが、実際にそれを会社(上司)に伝えたのは12月に入ってからでした。

職場になるべく迷惑のかからないかたちで、ということで3月いっぱいで退職としました。

そもそも時短勤務をすることになったきっかけ(一度目の退職願い)の時は引き止められた訳ですが、この時は「二度目の退職願い」ということですんなりと受け入れられました。

退職を伝えてからの3ヶ月位はあっという間に過ぎていきました。

持っていた仕事の簡単な引き継ぎを後輩にしたり、送別会に参加したり、お世話になった人に挨拶をしてまわったり…。

好き嫌い色々な感情を抱いた会社生活でしたが、最後はなんだかんだで円満退社というかたちで終わることができました。

ラストの二年間特にお世話になった直属の先輩にもしっかりとお礼を言うことが最後できましたし、他同僚や先輩ともだいたいいい感じでお別れすることができました。(一部の先輩同僚は仕事をやめた後も連絡をくれたりしてくれて、実にありがたいことです。)

こうして私の時短勤務2年間(通算勤務8年間)は終わりを迎えたのでした。

おわりに

時短勤務もメリット・デメリットありますが、それら両方を加味した上で「自分や家族が笑顔でいられるかどうか」を基準にするしない考えられればベストではないでしょうか。

この記事を読んでくれたあなたに、私の経験(ストーリー)を通して「時短勤務」のリアルを少しでもお伝えできたら幸いに思います。

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