子供が気付けばゲームをしている、ゲームばっかりやっていて勉強をろくにしない。
宿題をそっちのけでゲームしかしていない。
子供がそんな状態だと、どうしてもゲームに制限をつけたり、やめさせたくなるものですよね。
本記事では、どうやったら子供のゲーム時間を減らせるか、ゲームをやめさせられるかについて一緒になって考えていきたいと思います。
ゲームを闇雲に取り上げたり、親が一方的に禁止したりすると子供との関係を悪くする可能性もあります。
なので、この記事を参考に、お子さんと一緒になってゲームをすることのメリットやデメリット、1日あたりのゲーム時間を考えて頂けたらと思います。
子供のゲーム時間を制限する際に役立つアイテムや、ゲーム好きな子の気をゲーム以外の将来役立つことにそらす方法も紹介しています。
下記目次が記事内リンクにもなっています。
お好きなところからお読み頂ければと思います。
目次
1. 子供のゲームの時間を減らす、やめさせる前に知っておいて欲しいこと
子供のゲームの時間を減らす、やめさせる前にお母さんに知っておいて欲しいことがあります。
それらの事柄について、まずはじめに簡単に説明したいと思います。
1-1. ゲームは楽しいし、上手に付き合えば将来の役にも立つ
子供がやり過ぎていると心配になるゲームですが、ゲームも見方を変えればするメリットは色々あります。
例えば、ゲームをやることは次のようなメリットがあります。
- ゲームを通じて友達ができる
- RPGやシュミレーションゲームをすることで、実生活で使える論理的思考能力や問題解決能力を伸ばすことができる
- ゲーム好きは理系教科が得意になりやすい
- ゲーム好きはプログラミングにもハマる素質がある。プログラミングを学べば将来の仕事にも役立つ
などなど、ゲームをやることはデメリットばかりはないんですね。
このあたりのことについては下記にも書いてますので、あわせて読んでみてください。
関連記事:ゲーム好きの子供の隠れた才能とは?その子の可能性を伸ばすための方法も紹介。
1-2. ゲームは学校での友達とのコミュニケーションツールになってる
今も昔もゲームは遊ぶ道具であると同時に、友達とコミュニケーションをとるためのツールだったりします。
例えば、新作のポケモンゲームが出たら友達とそのゲームを一緒になって遊ぶのはもちろん、そのゲームの話題を学校で友達とすることもあります。
また、自分の持っていないゲームを友達と貸し借りしたりと、ゲームを介することで作られる友達関係というのが間違いなくあります。
なので、安易にゲームを完全禁止にしたり、取り上げてしまったりすると子供は遊ぶおもちゃを失くすのと同時に、友達とのコミュニケーションツールをなくしてしまうことにもなります。
そのため、子供がゲームにはまっているからと言って安易に時間を制限しすぎたり、取り上げたりしないようにしましょう。
ゲームを取り上げられた結果、友達がいなくなるなんていうことないとは思いますが、少なくとも友達との話題についていけなくなったり、子供が疎外感を受ける可能性が出てくるという点は考慮しておいた方がいいでしょう。
2. 子供のゲーム時間の減らし方、やめさせる方法
2-1. 子供が時計を読めない年齢なら「TIME TIMER」を使う
もしお子さんが、小学生未満で時計が読めないというのであれば、「TIME TIMER」という時計(タイマー)を使ってみましょう。
我が家でも実際にゲームやYoutubeの時間制限にこの「TIME TIMER」を利用しています。
「TIME TIMER」がどのようなものかというと、視覚的に残り時間の分かるタイマーなので、時計の読めない子供でも残り時間が分かる時計となっています。
制限時間をセットすると、その時間分、時計が赤く表示されて残り時間が分かる仕組みとなっています。(下記画像参照)
そして、残時間が減るとタイマーの赤い面積が減っていき、残り時間が0になるとタイマーが鳴ります。
この音が結構大きいので、ゲームやYoutubeをみている子供でも気づきやすいです。
もしお子さんが時計をまだ読めないというのであれば「TIME TIMER」使ってみてください。
2-2. 子供と一緒になって制限する時間量を考える
子供のゲーム時間を制限する時は、その制限時間を子供と一緒になって考えるようにしましょう。
子供と一緒になって考えることで、子供の方も親に押し付けられた制限でなく、自分で考えたルールとしてゲームの制限時間を考えるようになります。
その結果として、親から一方的に言われた場合よりも時間制限を守ってくれやすくなります。
また、ゲームの時間制限をしたらご褒美なり、ポイントが貯まるみたいなルールにしておくと、「ゲームの時間制限」自体がゲームのようになってくるので子供も楽しんで取り組めるでしょう。
2-2. 子供と一緒にゲームをし過ぎることのデメリットを考える
「ゲームし過ぎ、やめなさい!」と闇雲に言われても、子供の方も何故やめなければいけないのか分からないといった状態になる可能性があります。
「何となくゲームは良くないからやめろ」と言われても子供も納得できないですよね。
なので、子供にゲームをし過ぎて欲しくないのであれば、その理由を伝えるとともに、ゲームをし過ぎるとどうなるか子供一緒になって考えてみましょう。
例えば、ゲームをし過ぎれば単純に視力が悪くなる可能性も出てきますし、学校の宿題が終わらなくなる可能性だってありますよね。
宿題が終わらないということに関しても、宿題が終わらないからゲームやめてやれ!ではなくて、宿題が終わらないとどんなデメリットがあるかまで子供に考えさせましょう。
子供自身の頭で宿題が終わらないデメリット(先生に怒られる、授業が分からなくなる、テストで良い点がとれない等)をきちんと考えられれば子供も自らゲームを一区切りつけてくれるようになるはずです。
2-3. 親が一緒になってゲーム以外の遊びをする
子供がゲームをし続ける理由として、単純に退屈をしているということもあります。
特に小さいお子さんがゲームや動画にハマる背景には、親がかまってくれないというケースもあります。
なので、子供のゲームを頻度を下げたいと考えるのであれば、子供と一緒になってゲーム以外の遊びをするようにしましょう。
確かに子供のために時間を割くのは、仕事や家事で忙しい毎日だと難しいかもしれません。
とは言え、子供のゲームする時間を減らしたいと少しでも考えるのであれば自分の時間を使う必要もあると思います。
親子で一緒になって遊べば、子供のゲームの時間を減らせる以外にもコミュニケーション不足を解消することもできます。
「そう言えば最近あまり子供と遊んでなかったな」という親御さんはぜひお子さんとゲーム以外の遊びを一緒になってしてみてください。
2-4. ゲームより興味を持てるものに関心を移させる
対象は子供が興味を持つものだったらサッカーや野球、何でもいいですがそちらに関心を移させるというのもゲームをやめさせる(時間を減らさせる)いい手段になります。
子供だってゲームより面白いことが見つかれば自然とそちらの方に移っていく(時間を使うようになる)ものです。
実際に我が家でも、毎日TVゲームをしていた娘が気づいたらその興味関心がポケモンのアニメに移っていて全くゲームをしなくなったなんていうことがありました。
(結局アニメに関心が移っているのでこの場合どうなのかという話はありますが…。)
そんな感じで、子供の関心をゲーム以外のところに上手く誘導さえ出来てしまえば、あとは自然とゲームをする時間も減っていきますし上手くいけば制限する必要さえなくなります。
ゲーム好きな子が興味関心を持ちそうなこと(将来役にも立って勉強にもなる)については次項2-5.で詳しく説明しますね。
2-5. 将来役立つプログラミングに誘ってみる
ゲーム好きな子というのは大抵プログラミング(将来役立つ可能性のある技術)にも興味を持ちやすいものです。
「プログラミングができるようになれば、自分でゲームやアプリも作れるようになるんだよ。」と子供に教えてあげられれば、子供がプログラミングに興味を持つ可能性も出てきます。
ゲームをやっていてそれ自体が仕事になるという人間は本当一握りですが、プログラミングの技術を身につければ将来プログラマーやSE等になることもでき、日本や世界の様々な会社で必要とされる人材になることもできます。
とはいえ、どうやってプログラミングに子供を誘うのかという点が問題になってくると思います。
そこで利用したいのが子供向けのプログラミング教室です。
小学校でもプログラミングが必修化されるということで、全国的にもその数が増え始めているプログラミング教室を使わない手はありません。
例えば、小学校低学年のお子さん向けには「自考力キッズ」というプログラミング教室が全国展開されていますし、中学年以降のお子さん向けには「エジソンアカデミー」という教室も展開されています。
また、近くに手頃な子供向けプログラミング教室がないという人向けにはオンラインプログラミング教室の「D-SCHOOLオンライン」などもあります。
プログラミングを使って、実際のロボットを動かしたり、自分でゲームをつくり進めるなんて、自分がゲーム好きの子供だったら間違いなくハマるコンテンツだと言えます。
ゲームそっちのけでハマってくれる可能性もありますし(子供本人も楽しい)、しかも将来の仕事の役に立つ可能性があるなんて親の立場からしたら最高じゃないですか。
関連記事:子供向けプログラミング教室おすすめ5選【将来役立つ習い事】
まとめ
本記事で紹介した、子供のゲーム時間を制限する・やめさせる方法をまとめると以下のようになります。
- 子供と一緒になってゲームの制限時間や量を考える。時計は「TIME TIMER」が便利。
- 子供と一緒にゲームをするデメリットを考えてみる
- 親子で一緒にゲーム以外の遊びをする
- ゲーム感覚で、将来役に立つプログミングを学ばせる
私の友人でもゲーム好きが高じてプログラミングを勉強してそういった業界にいった人が何人もいます。
なので、ゲーム好きな子はとりあえず「自考力キッズ」や「エジソンアカデミー」といった子供向けプログラミング教室に通わせましょう。
近くに教室がない場合は「D-SCHOOLオンライン」を使って、子供の興味をゲームからプログラミング(将来役に立つスキル)へ上手いことそらしていきましょう。
関連記事:子供向けプログラミング教室おすすめ5選【将来役立つ習い事】